始まって1ヶ月経ちますが、どうもこの戦争は、仕掛けた側の思惑と外れて、どうも長引きそうだなぁ……という感じになってきました。あの国の指導者は二日間ぐらいでキエフまで行く予定だったようですけどね。グッと矮小化して考えると、二日で終わる予定だったプロジェクトが、1ヶ月経っても終わってないということになれば、普通の仕事では無能のなプロジェクトマネージャーと非難轟轟だろうなぁ……
戦争をしていても、というか戦争中だからこそ娯楽は重要なので、かどうかは知らないけれど、昨日は朝からずっと「Drive My Car」がアカデミー賞をとるかどうかということで持ちきりでした。結果はというと「CODA あいのうた」に決まったようで、素晴らしい映画だったのでこれを機に映画館に足を向ける人が増えると、映画ファンとしては嬉しい限り。
ただ気になることを言えば。タイトルの「あいのうた」ってなんでつけたの?。CODAだけではわかりにくいということなのかもしれないけれど、「あいのうた」って……映画の邦題については、それ一本でネタになるぐらい色々とあるのだけれど、どうせつけるなら「史上最悪のレース ウハウハザブーン」ぐらいはっちゃけてもらえば、後世に残るのにねって思ったりする。
「Drive My Car」について話を戻そう。というか、残念なことに僕はこの映画をまだ観れていない。多分ロングランになりそうだから後回しにしていたからだ。国際長編映画賞を獲ったし、上映期間は伸びるだろうから、それまでに見ればいいやと思っている。
僕がこの映画というか、この周辺で気になるのは、村上春樹が映画化にOKを出したことの方だ。村上春樹は今はどうか知らないけれど、数本の例外をのぞいて昔は頑なに自分の長編小説を映画にするのを断っていたと聞いている。長編小説の映画は、今でもトライ・アン・ユン監督の「ノルウェイの森」ぐらいしかないはずだ。調べるのが面倒なので曖昧だが、多分今でもそうだと思う。今回も短編小説なのでGOが出たのかとも思うが、結果的によかったのではないだろうか。これを機に、村上春樹の短編小説の映画化が増えれば……と思ったが、今の邦画の衰退をみていると、なかなか難しい感じがしてならない。
個人的な感想だが、村上春樹は、映画というメディアには長編小説は向いていないと思っている気がするんだけれど、僕もそう思う。最近の映画は長くなっているけれど、それでも120分程度でまとまりのあるストーリとなると、長編小説ではいろんなものを削ぎ落とさないと無理で、多分原案程度にしかならない気がする。小説で言うと短編小説ぐらい、ライトノベルでいうと文庫一冊分。漫画原作でいうと単行本5〜6巻程度が、無理のない映画原作の量なのではないだろうか。まぁ根拠を問われれば、例外が多すぎて謝るしかないのだけれど、でも当たらずも遠からずじゃないかな。
ともかく120分という映画には適度な長さのストーリーがあるように、時間的な長さにも適量というのが存在しているわけで、それを外すと失敗する確率はドーンと上がってくるわけです。映画以外の話に結びつけると、ロジスティックスの概念がなければ、大体のプロジェクトは失敗するってだけの話なんですけどね。で、冒頭の戦争の話につながるわけで……
僕の手元には「パン屋襲撃」と「100%の女の子」のDVDがある。15分程度の短い映画なんだけれど、これはこれで面白かったりする。これを機に再販とかされるといいのにねぇ……







