現実は、思った通りにならないことの方が多い

今年のアカデミー賞は、このエントリーを書いている時点では決まっていないが、今年のノミネートをみて、SPIDER-MAN(NWH)がないのが悲しくも興味深い。

基本的にアカデミー会員が高齢化してきて、市場で売れている映画との乖離が問題視されてきたと聞いている。決定打になったのは The Dark Knight と言われていて、あれほど売れた、人気もある、そして内容的にも深い映画が、ただアメコミのアクション大作という理由でノミネートすらされないのはおかしいということになったようだ。

で、アカデミー会員の大幅増員や、年齢、性別の偏りの修正していっているんだけれど、なぜか本来賞レースにエントリーさせたかったアクション大作がノミネートされないという本末転倒に陥っているのが面白いわけです。まぁ意図しない結果になることはよくあることなので、徐々に修正されていくのだろう。

The Dark Knight はなにが素晴らしいかというと、端的に言うとJOKERの存在感が素晴らしいということに尽きる。でもこの映画のすばらしさはネットを検索すれば転がっているので書かない。とくに町山智浩さんが失楽園(ナベジュンではなくミルトンの方)とか、先ほど亡くなった石原慎太郎の「完全な遊戯」とかを比較して批評しているので、気になる人は参考にしたらいいと思う。YOUTUBEにいけばWOWWOW Official で「町山智浩の映画塾」あたりで検索すればいい)

JOKERが求める「自由」は、周囲に多大な迷惑をかけるわけだけど、それもまた自由の範囲なわけで、こういう答えのでない哲学的というか、衒学的な問いは、男の子は好きだよね(笑)

話をもどして、おかしな現実があって、それを修正するためにいろいろ手を尽くしたら、本質的に求めていたことと違ったことになった、ということは枚挙にいとまがない。計画通りとはいかないのが凡人のつらいところだ。まあ凡人だから映画とかみて笑っているれるので、凡人のボンはボンクラのボンぐらいの気持ちで、手に負えなくなった事態を眺めているぐらいなのが、健康に良いのかもしれない。

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