今年の夏も暑いですね。
エコとか、景気の低迷とか、デフレの影響とかのおかげで、最近はエアコンの使用を控えたり、設定温度を高めにしてサーキュレーターを併用したりするようになってきています。では実際にエアコンの電気代ってどの程度かかるかご存知ですか?
エアコンのマニュアルには消費電力が記載されていますから、それをもとに大体の電気代が計算できます。例えば、冷房の消費電力が1000Wであったとします(これは14畳程度用の冷房能力をもつエアコンの消費電力になります)。これを一日のうち18時間ほど使用したとしましょう。 これより一日の消費電力は
1000W×0.001×18h=18kWh
これに電気料金をかけます。地域によっても契約によっても違いますが、大体25円/kWhぐらいでしょうか。これにより1日あたりのエアコンによる電気代は
18kWh×25円/kWh=450円
となります。1ヶ月なら450円×30日で13,500円位です。
通常は設定温度付近になるよう、エアコンが自動的に断続運転しますから、もう少し安い金額になると思います。が、それでも通年使用する電化製品の電気代以外に、夏の間、1ヶ月につき13,500円も電気代が余分にかかるとなると、家計的にもかなりの負担と思われます。
ところで、入院費用ってどのくらいかご存知でしょうか?
病状や怪我の程度によって変わりますから正確にいくらとはいえませんが、平均して15,000円/日ぐらいだそうです。保険のCMでは「入院給付金で5,000円。より手厚い保障をお求めなら10,000円/日」なんて宣伝していますし、治療費もかかることを考えると、1日あたり約15,000円程度の金額がかかると考えても良さそうです。
今年は既に100人以上の方が熱中症で亡くなっていますが、屋内で、それも自宅で熱中症になる方の中には、エアコンが設置されているにも関わらず、利用しないで熱中症になってしまう方もいるようです。病院に搬送された方の約半数が65歳以上の高齢者なので、体力が衰えてきた年齢にもかかわらず、がんばって節約した結果、病院のお世話になってしまった人もたくさんおられるんでしょう。
しかし、前の方で計算したように1ヶ月間エアコンを使わずに、電気代を安くしようと考えても、1日でも入院したら、節約した電気代の1ヶ月分と同じぐらいの金額を病院に支払わねばなりません。 そのことを考えたら、エアコンを頑に使わないことは、そんなにお得な事ではないのかもしれません。
上手にエアコンを利用すれば、上記の計算よりも電気代は安く済みますし、なによりも熱中症で死んでしまったら元も子もありません。
目先のお金より、大事な命です。 エアコンも上手く使えば悪いものでもないですよ。







