今日は「防災の日」なので、関係した話題をひとつ。
都市直下で起こった巨大地震であった阪神・淡路大震災の被害者は6,434人。その8割近い5,000人近い人が木造家屋の倒壊によって下敷きになり、即死しています。神戸市だけでも2,456人が亡くなっている訳ですが、その9割近い2,221人の人が建物倒壊から15分以内に圧死及び窒息死で即死したということが分かっています。
現在の耐震性を考慮した家屋であっても、淡路島の北淡震災記念公園で見学出来る野島断層のように、家を支える地面自体が1m以上も隆起したり横ずれしたりされると、とても安全性を維持するのが難しくなってきます。 では住宅に関して、東海・東南海・南海地震のようにくるのが分かっている巨大地震に対して何か出来る事はないのかというと、ちゃんとあります。
それは「モノを減らす」こと。そして「高価なモノを極力所持しない」ということです。
家の梁や上階の架構に押しつぶされるというのは、なかなか避け難いですが、転倒してくる家具に押しつぶされるというのはある程度回避出来ます。固定してしまえば避難する時間ぐらいはかせげます。モノが少ないと、倒れてきたり、壊れたりするモノも必然的に少なくなり、結果的に避難が容易になります。
避難所にはそれこそ身ひとつで入るはめになる事を考えれば、盗まれて困るものは最小限にしておかないと落ちつく事も出来ません。手に入りやすい商品で生活しておけば、失っても買い直す事が出来ますし、なによりも精神的なダメージが少なくて済みます。あとは最低72時間程度生き抜ける備蓄を用意して、災害袋を用意しておくことでしょうか。
そうはいってもモノを減らすのは本当に難しいです。特に思い入れのあるモノは手放しにくいので、とりあえず手近なものから減らしてみてはいかがでしょうか。読まなくなった文庫本や、時代遅れの自己啓発本なんかは売りに出してみるといいと思います。
建築家的営業をしておくと、耐震診断とか耐震補強に補助金を出してくれる市町村はあるので、そういうのを利用して自分達の住んでいる住宅が、どの程度の強度を持っているのか理解しておくのも大事な事だと思います。







