終の住処という幻想

とある調査によると、2040年には523の市町村が消滅するらしいですよ

公務員は安定した職場だと思って役場に就職したら、定年間近に消滅してしまいました…なんてことが、これから起こるということですね。でも人口減少なんて、随分前から言われてたことだと思うんですが……なんでいまさら驚くんでしょうね。うすうす分かってたけど、リアルな数字にされるとびっくりしちゃったってことでしょうか?

ベビーブームを除けば、日本の出生率は常に減り続けています。戦争中は産めよ増やせよで「たくさん産んだらお金をあげますよ」って言い続けてたんですが、敗戦で国が貧乏になってお金がなくなれば、自然と自分のお金の範囲で育てられる子供の数になっていったんでしょう。

とにかく、たくさんの市町村が今後消滅していく訳ですが、消滅するのはもっぱら現在過疎化が進んでいる地方です。UターンとかIターンとかいって、地方への回帰みたいなことを行ってますが、下手な地方にいってしまうとまともな行政サービスを受けられなくなっていく恐れがあります。

お年寄りの人が「今更、住む場所を変えられない」という思いを持つのは、何となく理解できますが、年を取って、足腰が悪くなってから、行政サービスが破綻してしまうと、本当にしゃれにならない事態が待っている気がしますので、ヤバいと思っている人は移住先の選定をしておくべきなんでしょうね……

ちなみに僕は、よくある駅前再開発事業で建設される、駅直結の高層マンションには、お年寄りが住めば一番いいと思っているのです。生活するのに便利というのはもちろん、他人が訪れやすいのは結構重要なファクターだと思っているからです。不便なところに住んで、出かけるのも大変、人を呼ぶのも大変ではマイってしまいますよ。

いままでの住宅双六では
「賃貸アパート→分譲マンション→一戸建て」
でアガリとなってましたが、これからはその先に、
「…一戸建て→駅前の小さめのマンション」
というマスが増えたと考えたほうがいいと思います。

自動車で例えるなら、カローラ→カムリ→クラウンであがったと思ってたら、レクサスが来たようなもんでしょうか。

ともかく「終の住処」なんていうのは幻想になりつつあって、生活に合わせて住処を渡り歩く方が便利な世の中になっていくのではと思ったりしてます。

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