色々書こうとしていたのですが、ひと言言いたい事件が目白押しで、前回から間隔が開いてしまったのですが、やはり建築関係者としては某マンスリーマンションの問題にひと言いいたい……わけでもない……それほどでも……今更?……ニュースで見る限りでは、マンションの室と室の間の壁が、アッパッパでしたという話なんですけどね。
僕もマンションの設計は何軒か携わったことがあるのです。で、賃貸マンションの設計をしていた時は、壁厚をいかに削るかというのは、結構工夫のしどころだったりします。当然ですが、家主としては、1cmでも広く提供して、1円でも賃料を高く取りたいわけです。つまり49.9平米より、50平米の方が賃料高くできるので、無駄なことは何一つしてもらいたくないのです。(対極はデザイナーズマンションですかね。アレは無理、無駄の塊ですよ……)そこで設計者としては、ちゃんと住めて、維持費も一般的で済むような建物を考えるわけです。
ここ数年、マンスリーマンションのような、短期で回す廉価なマンションに住んでる人達から、冗談のようなというか、冗談であって欲しいような体験がネットのあちこちで囁かれてきたわけです。
曰く、宅配便の配達員が押したら101号室のチャイムを押したら、103号室の住民が出てきたとか……ティッシュを取り出す音が隣から聞こえるとか……一室で語学教材で勉強していたら、両隣も語学力が上がったとか……
ネットで探せば色々出てきます。まぁ業界人ならだいたい想像はできるんですよ。どうやってコストを減らすかなんて。でもね法律ぐらいは守ってるだろうとは思っていたんですよ。法律ぐらいは。でも、それすら守ってなかった。東証一部上場企業がですよ。ホント悲しくなりますよ……
建設業界は、今までも大きな問題があるたびに、法律によって規制が強められてきました。構造計算書偽造問題とか、覚えておられますでしょうか。あのあと、建築士は三年に一度は講習を受けねばならないとダメになりました。本来は確認検査を行うところの問題だと思いますが、そのツケを全国一律に建築士全体が薄く払わされている状態です。
本来は法律なんて少ない方がいいんですよ。ショボい法律はショボい利権がを産むから。そしてわけのわからないことで儲かる構造を作りたがる人ほど、ショボい能力しかないことが多いんですよね。ショボい人間だから、生き残るためにそういう努力をしている面もないわけではないのでしょうけど……
で、まとめると、また建築基準法が改正されて、書く書類が増えるのねっていう愚痴です……悲しいけど、不動産屋や建設業界はより、建築士関連の力がないから、また僕たちはツケを払わされるんですよ……







