このページのデザイナーに、「最初の記事を書いてください」と言われたので、まず最初に書こうと考えていた事を思い出しつつ編集ページを立ち上げてみたら、デフォルトのテスト投稿のタイトル「Hello world!」が目に入ったので、予定を変えて「Hello world」から書き始めようかなと思います。
小学生の頃、プログラミングを学んだときに最初に作ったのは、画面に「Hello world」と表示させるモノでした。Basicという言語でしたけど、今でもプログラミングの最初の一歩は「Hello World」という言葉を表示させるモノだと思います。「世界一有名なプログラム」と呼ばれるだけあって、今でもコンピュータ言語関係のテキストを開けば、いろいろな所でこのプログラムを目にする事が出来ます。
Appleが最初に作ったMacintoshも、初めて紹介されたときには「hello」と表示していましたが、新しい世界に一歩踏み込むとき、やっぱり「Hello!」と挨拶をするのが、世界の共通の認識なんだろうと思います。なにしろコンピューターですらそうしたのですから。
そのコンピューターの発達によって、コミュニケーションはとても安価で快適なモノになりました。子供の頃、雑誌に掲載されていた、空飛ぶ車や立体テレビ的な「科学が発達した明るい未来」は、残念ながらほとんど実現していないけれど、ことコミュニケーションツールに限っては、結構なレベルで実現されてきていると思っています。そして簡単で安価なコミュニケーションツールの発展は、人が把握しきれないほどの広大な「情報の海」を作り出しました。
検索エンジンの開発者が、増加しつづける情報量の為に、ネット全体を把握する事を諦めてしまったのは、今よりもっとネットの規模が小さく、Googleすらなかった時代でした。今でも情報量の爆発的な増加は続いていて、その広大な「情報の海」の中では、必要な情報も、不必要なノイズも、情報量としては等価であり、それらを分離するフィルタリング技術の重要度が増してきています。
新聞のようなレガシーメディアしか無かった時代、情報の「値段」と「精度」は、ある程度比例すると考えられていたと思われます。現在でもそう考えている人達は大勢いると思われますが、少なくともネットの中に限れば、情報は限りなく無料になり、情報を必要とする人のフィルタリング技術とリテラシーに精度が依存するようになってきた結果、「値段」と「精度」は比例しているとは考えられなくなっています。そして検索出来ない情報は、ノイズと同じであり、その価値はゼロに等しいということにもなりつつあります。
このブログもまた、その広大なる「情報の海」の中に放り込まれる砂粒みたいなモノになる訳です。これがノイズになるのか、有益な情報になるのかはわかりませんが、書く身としては、なるべくノイズにかき消されないような情報になることを願っています。僕の知識に偏りがあるかぎり、間違った事を書いてしまい、必ずノイズが混ざるのは避けられませんが、そこはなるべく訂正しながら書き続けていきたいと考えています。
このブログの主な目的は、
・建築にかかわる事になった人が知っていたら便利なこと
・僕自身が考えている事の整理
上の2点を主な柱として、概ね週1〜2回のペースで更新していこうと考えています。
不動産や建設業界に関わりを持たない人にとって、「建築」とは、人生において数えられるほどしか関わることがないのに、生涯所得の大半をつぎ込むことになるという、理不尽きわまりない商品でもあります。そういう機会に「建築士」という職能を思い出してもらえるようなブログになるようにと考えています。
すこし長くなりましたが、これで僕の最初の挨拶「Hello World!」という事にしたいと思います。