“失敗は伝わらない”

この動画を観ていただくと分かるのですが、どうやって過去の事件や失敗を伝えていけばいいのかはとても難しい問題です。基本的に人間は”忘れる”ように出来ているからです。

阪神大震災の時、家屋の被害が多かった地域は、昔の河川を埋め立てた箇所とかなり一致していた事が知られています。六甲アイランドのような埋立地も液状化現象で多くの被害を受けました。しかし再建した神戸に行くと、災害復興住宅が海岸近くに建っていたりします。大きな建物なので安定した支持地盤まで杭を打っているでしょうから、次に大きな地震がきても建物が倒れる事はないと思いますが、周辺の地盤はやはり液状化するでしょう。

人が忘れてしまうならシステムに記憶させておくべきなのですが、行政が率先して山を削り海や川を埋め立てている現状では、よほど優れたリーダーが出てこない限り、地盤の不安定な土地に建物を建てられないようにすることは難しいと思われます。

震災の後、防災グッズが飛ぶように売れていましたが、おそらく一年後にはほとんどの人が忘れていることでしょう。

災害を記憶するというのはとても難しい事なのです。

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