少しだけ古いものを使えないか……

前回のエントリーで古いものに手を入れる生活もいいよねって書いたんですけど、なんでそうならないのかという話です。

旅行に行くと、なるべくその街の人がウロウロしている場所を歩くようにしています。行きと帰りの手段だけ決めて、適当にウロウロするのが好きです。そうしているとほんのすこし事前に入れた情報と違った面を観ることができるような気がしています。観光客向けではない店や通りをウロウロしていると、大概の街は雑なんですよね。とくに外国はそう思います。道はガタガタだし、いろんなものは壊れているし、ヤバそうな人たちがウロウロしているし、野良犬は走っているし……建物でいうと、壁はボロボロ、金具は錆びて、壊れて、でも使えるからOKみたいな感じが多いです。

日本でイマイチDIYが流行らないのも、職人さんが安い値段でキッチリと仕上げてくれている部分が大きいと思いますが、でもそのキッチリとした感覚を当然だと思ってしまうと、適当なものを許せなくなってしまうのではないかと考えてしまいます。

古いものを再利用する時、寸法が少し合わなかったり、少しガタついたり、汚れていたり、そういうものを自分で少しづつ直しながら使っていくという感覚を持つ人が増えてくれば、中古マーケットが活気付くとは思うのですが、みんな新品が好きですよね。例えば、中古の携帯電話とか、海外では割とマーケットとして成立していると聞いていますが、日本では携帯電話各社がいろんな手段を使って新製品を安く提供してくれているから、中古に手を出す必要がないのでしょう。

日本人が捨てるのに躊躇がない原因は、性能が良い新製品が常に供給されているという社会の仕組みのおかげでもあるし、悪いことではないのですが、古いもの、それもほんの少し前のいいものが手に入れられないというのは、損だと思うんですよね……

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